リピート・固定客づくり

再来店クーポンは何ヶ月後に送る?タイミングと有効期限の決め方

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美容室の再来店クーポンは「何ヶ月後」に送ればいい?

再来店を促すクーポンは「送ったほうがいい」と分かっていても、何ヶ月後に送るか、有効期限を何日にするかで迷います。結論を先に言うと、送るタイミングは来店周期から逆算して決めるのが基本です。一律「3ヶ月後」ではなく、業態の周期に合わせて出し分けます。

この記事では、美容室・まつげ・ネイルの再来店クーポンを何ヶ月後に送るか、有効期限の決め方、安売りにしない値引きの考え方を、具体的な日数の手順でまとめます。

この記事でわかること

  • 来店周期から逆算してクーポンを送るタイミングの決め方
  • 1通目・2通目・3通目を「何ヶ月後」に送るかの設計(表つき)
  • 有効期限を何日にするか、値引き額をいくらにするかの考え方

結論:来店周期から逆算し、3段階で送る

先に答えを出します。再来店クーポンは、次の2つを決めれば設計できます。

  1. 送るタイミングは来店周期から逆算する(一律ではなく業態ごとに変える)
  2. 1通だけで終わらせず、周期の手前・直後・失客ラインの3段階で送り分ける

来店周期が3〜4週間のまつげやネイルと、6〜8週間のカット中心の美容室では、送るべき日数が変わります。同じ「3ヶ月後」を全業態に当てると、まつげのお客様には遅すぎ、長めの周期のお客様には早すぎる、という取りこぼしが起きます。

有効期限も同じ考え方で、来店周期に合わせて調整します。短すぎると急かしになり、長すぎると後回しにされて忘れられます。


なぜ「一律のタイミング」だと取りこぼすのか

再来店クーポンがうまく回らない原因は、たいてい次の2つに分かれます。

1. 送るタイミングが来店周期と合っていない

お客様が「そろそろ行こうかな」と思う時期は、業態の来店周期でほぼ決まります。その時期より大きくずれてクーポンが届くと、印象に残りません。早すぎれば「まだいいや」と流され、遅すぎればすでに他店に行ったあと、ということも起こります。

2. 1回送って終わりにしている

1通だけだと、たまたま見落とされたら再来のきっかけがゼロになります。お客様は毎日サロンのことを考えているわけではありません。タイミングを変えて複数回そっと知らせることで、ちょうど都合のいいときに目に留まる確率が上がります。

つまり、取りこぼしの正体は「周期とのズレ」と「単発で終わる」こと。どちらも送る日数の設計で防げます。


本論:再来店クーポンを送る手順

① まず自分のサロンの来店周期を起点にする

すべての設計は来店周期から始まります。業態別のおおよその来店周期は、目安として次のように言われます。

業態おおよその来店周期(目安)
美容室(カット中心)6〜8週間
美容室(カラー・パーマ併用)4〜6週間
まつげエクステ3〜4週間
ネイル3〜4週間

これはあくまで一般的な目安です。実際の周期は、自分の売上・予約の履歴を見て確かめるのが確実です。メニューによっても変わるので、主力メニューのお客様が平均何週間ごとに来ているかを把握しておきます。

② 何ヶ月後に送るかを3段階で設計する

来店周期が分かったら、それを基準に3段階で送るタイミングを決めます。考え方は次のとおりです。

送るタイミング内容
1通目来店周期の少し手前軽い再来案内(クーポンなしでもよい)
2通目来店周期を過ぎた頃クーポン付き(再来のひと押し)
3通目失客ラインに近づいた頃最後のお声がけ(少し手厚めの内容)

ここで「失客ライン」とは、その期間を超えて来店がないと離れた可能性が高い、と見なす目安の日数です。失客率・離脱率の考え方は[失客率・離脱率とは?計算方法と見方](/blog/salon-ridatsu-rate-towa)でまとめています。

業態別に日数の例を当てはめると、次のようになります。

  • まつげ・ネイル(周期3〜4週間):1通目=約3週間後/2通目=約5〜6週間後/3通目=約10週間後
  • 美容室(周期6〜8週間):1通目=約6週間後/2通目=約10週間後/3通目=約4〜5ヶ月後

現場では、1通目を1ヶ月後、2通目を3ヶ月後、最後を半年後、というように「複数のタイミングで出し分けたい」という声があります。ご自身のサロンの周期に合わせて、この3段階の日数を調整してください。

③ 有効期限を何日にするか決める

有効期限は「短すぎ=急かしで逆効果/長すぎ=後回しで忘れられる」のバランスで決めます。目安としては、配信から2〜4週間を一つの基準にしつつ、来店周期に合わせて調整します。

  • 来店周期が短いまつげ・ネイルは、有効期限も短め(2週間前後)でテンポを保つ
  • 来店周期が長い美容室は、有効期限も少し長め(3〜4週間)で予約の都合をつけやすくする

期限が切れる数日前に「まもなく期限です」と一言そえると、後回しにしていたお客様の背中を押せます。ただし、リマインドの送りすぎはしつこさにつながるので、期限前の1回程度にとどめます。

④ 値引き額・割引率の考え方

クーポンの目的は「安く売ること」ではなく「次の予約のきっかけをつくること」です。再来のたびに大きく値引きすると、その価格が当たり前になり、利益を削り続けることになります。

値引きは再来の入口にとどめ、価格そのものは安売りしない、という考え方の詳細は[ひとりサロンは「厚利少売」でいい|安売りしない経営という選択](/blog/salon-kouri-shoubai)をご覧ください。

具体的には、次のように考えます。

  • 大きな割引率より、金額が分かりやすい少額の値引き(例:次回◯◯円OFF)のほうがきっかけになりやすい
  • 「いつでも使える」ではなく「期間限定」にして、特別感と来店動機を両立させる
  • 値引きの原資は、再来によって伸びるLTV(顧客生涯価値=1人のお客様が通い続ける間に生む売上の合計)で回収する発想を持つ。LTVの基本はLTVとは?サロンの顧客生涯価値をやさしく解説で解説しています。

⑤ 送りっぱなしにせず、予約導線とセットにする

クーポンを送っても、お客様が「どこから予約するか」で迷うと再来につながりません。連絡文には予約リンクをそえます

さらに、予約のときにクーポンが適用されている状態が、お客様にもサロン側にも見えるようにしておくと、当日のやりとりがスムーズです。「このクーポン使えますか?」「適用されていますか?」という確認の手間がなくなり、来店時の体験が気持ちよくなります。


◎ 現場の声:複数タイミングで送り分けたい

この「何ヶ月後に送るか」の発想は、現場のオーナーの声がそのまま起点になっています。まつげサロンを運営するオーナーAさん(仮名)からは、ヒアリングで次のような要望がありました。

お礼の連絡に加えて、次回をまだ予約していない人に再来店をうながす連絡を送りたい。1ヶ月後、半年後というように複数のタイミングを設定できるといい。3ヶ月後に1,000円OFFのクーポンを出せれば、再来店のきっかけになりそう。予約のときに、そのクーポンが適用されていることが分かるようにしてほしい。

ここには、本論で設計した3段階の出し分けと、有効期限つきクーポン、そして「予約時に適用が分かる」という導線の話が、現場の言葉でそろっています。再来店クーポンは、機能としてよりも先に「いつ・何を・どう見せるか」の運用設計が肝心だと分かります。

(この声は、SALONA利用サロンへのヒアリングに基づき匿名化して掲載しています。)


よくある失敗・NG

  • 全業態で「3ヶ月後」に統一してしまう:周期の短いまつげ・ネイルでは遅すぎます。業態ごとに日数を変えます。
  • 有効期限を長く取りすぎる:「いつでも使える」は後回しの原因。期間を区切ることで来店動機になります。
  • 毎回大きく値引きする:値引きが前提になり、利益を削り続けます。少額・期間限定にとどめます。
  • 予約リンクを入れ忘れる:再来の気持ちが湧いても、予約先が分からなければ動けません。連絡文には導線をそえます。
  • 手作業で送り続けようとする:最初は続いても、件数が増えると抜け漏れが出やすくなります。送るタイミングは仕組みで管理するのが現実的です。

業態別の差分注記

  • 美容室(カット中心):来店周期が長め(6〜8週間)。1通目は急がず、周期の手前で軽く。クーポンは2通目以降に。
  • まつげ・ネイル:来店周期が短い(3〜4週間)。テンポよく短い間隔で送り分け、有効期限も短めに保つとリズムが崩れません。
  • カラー・パーマ併用の美容室:施術内容で周期が変わるため、メニュー別に主力客の周期を見ると精度が上がります。
  • 自費の治療院・整体:通い方のご提案として再来のお声がけをする場合も、効果や効能を断定する表現は避け、次回のご来店時期の目安をそえる程度にとどめます。

まとめ

再来店クーポンは、来店周期を起点に逆算して設計するのが基本です。要点は次の3つです。

  1. まず自分のサロンの来店周期を把握する(業態の目安はあくまで出発点)
  2. 周期の手前・直後・失客ラインの3段階で送り分ける
  3. 有効期限は2〜4週間を目安に周期へ合わせ、値引きは安売りにせず「きっかけ」にとどめる

そして、送る連絡には予約リンクをそえ、予約時にクーポンの適用が分かる状態にしておくと、再来の体験がなめらかになります。リピート率(再来店してくれたお客様の割合)の目安はリピート率とは?計算方法とサロンの目安もあわせてご覧ください。

再来の連絡を毎回手作業で送り続けるのは、件数が増えるほど続きません。最終来店日からの自動配信や、誕生月に合わせたクーポンの自動発行など、再来促進を仕組みにすると、抜け漏れなく続けられます。SALONA(サローナ)にはこうした再来促進の仕組みが標準で備わっています。

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よくある質問(FAQ)

Q. 再来店クーポンは結局「何ヶ月後」に送ればいいですか?
A. 来店周期から逆算します。まつげ・ネイルは周期が3〜4週間なので、1通目を約3週間後、クーポン付きの2通目を5〜6週間後あたりに。カット中心の美容室は周期が6〜8週間なので、1通目を約6週間後、2通目を10週間後あたりが目安です。

Q. クーポンの有効期限は何日が適切ですか?
A. 配信から2〜4週間を一つの目安にし、来店周期に合わせて調整します。周期の短いまつげ・ネイルは短め(2週間前後)、周期の長い美容室は長め(3〜4週間)にすると予約の都合をつけやすくなります。期限切れの数日前に一度だけリマインドすると効果的です。

Q. 値引き額はいくらにすればいいですか?
A. 大きな割引率より、分かりやすい少額の値引き(例:次回◯◯円OFF)のほうが再来のきっかけになりやすいです。目的は安く売ることではなく次の予約のきっかけづくりなので、毎回の大幅値引きは避け、利益は再来による生涯売上で回収する発想を持ちます。


運営:株式会社art crat./SALONA編集部
公開日:2026-06-13/最終更新日:2026-06-13
本記事のお客様の声は、SALONA利用サロンへのヒアリングに基づき匿名化して掲載しています。

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