まつげの同意書テンプレート無料|当日その場でタブレット署名する方法
まつげの同意書は「無料テンプレ+その場署名」で十分そろう
まつげ(マツエク・アイラッシュ)の施術前にサインをもらう同意書は、ゼロから作る必要はありません。結論から言うと、必要な項目を押さえた無料テンプレートを用意し、当日その場で署名をもらう運用にすれば、開業初日から回り始めます。
美容サービスの同意書には、法律で決まった様式があるわけではありません。だからこそ「何を入れて、いつ・どうやってサインをもらい、控えをどう残すか」を自分で決める必要があります。
この記事では、まつげの同意書テンプレートの中身と、当日その場でタブレット署名をもらう方法を、開業したてのアイリストでも今日から使える形でまとめます。
この記事でわかること
- まつげの同意書に最低限入れたい項目(コピペ可の無料テンプレ付き)
- 同意書のサインをもらう3つのタイミング(来店前URL・当日の紙・当日タブレット)の使い分け
- 署名済みの同意書を控えとしてお客様に渡す運用と、トラブル時に役立つ残し方
結論:テンプレを1枚決めて「いつ・どこで署名するか」を固定する
先に答えを出します。まつげの同意書でやることは、つきつめると次の2つだけです。
- 同意書のテンプレートを1枚決める(後述のひな形をコピーして自店用に直す)
- 署名のタイミングと方法を1つに固定する(来店前にURLで/当日その場で紙かタブレットで)
毎回フォーマットが違ったり、人によってサインをもらったりもらわなかったりすると、後から「同意を取ったか分からない」状態になります。テンプレを1枚に固定し、署名のやり方も決めておけば、誰が対応しても同じ運用になります。
紙でもタブレットでも、本質は同じです。「いつ・誰が・何に同意したか」を、後から確認できる形で残すこと。ここを満たせば、様式の細かい体裁は二の次です。
なぜ同意書で困りごとが起きるのか
同意書まわりのトラブルは、たいてい次の3つの不安に集約されます。
- 「サインをもらったか分からない」 — 紙の控えが束で保管されていて、特定のお客様の分をすぐ取り出せない。
- 「控えをお客様に渡せていない」 — 紙だと署名済みの1枚は店に残り、お客様の手元には何も残らない。後で「説明を受けていない」という認識のズレが起きやすい。
- 「かぶれなどのリスク説明をした証拠がない」 — グルー(接着剤)でかぶれ等が出る場合があることを口頭で伝えても、書面で同意を取っていないと記録が残らない。
つまり困りごとの正体は「同意書が無い」ことより、同意の記録が後から取り出せない・共有できないことです。次の章から、これを解消するテンプレと運用を順に作っていきます。
まつげの同意書テンプレート(無料・コピペOK)
まず中身です。以下はまつげ(マツエク・ラッシュリフト等)の同意書に入れたい項目をまとめた、コピペして使えるひな形です。自店のメニューや方針に合わせて文言を直してお使いください。
【まつげエクステ施術 同意書】
私は、本施術を受けるにあたり、以下の内容について説明を受け、理解した上で同意します。
1. 施術内容について
本施術はまつげへのエクステンション装着(またはラッシュリフト等)であること、施術にはグルー(接着剤)等の薬剤を使用することの説明を受けました。
2. リスクについて
グルー等の薬剤により、目元の赤み・かゆみ・かぶれ等の反応が出る場合があることの説明を受けました。施術後に異常を感じた場合は、速やかに眼科等の医療機関を受診します。
3. 体質・既往の確認
□ 過去にまつげエクステやグルーでトラブルが出たことはない
□ 目・皮膚の疾患、アレルギーで治療中ではない(ある場合は内容を記入:____)
□ コンタクトレンズの有無(有/無)
□ 妊娠中ではない(または妊娠中であることを申告済み)
4. 写真撮影について(任意)
□ 仕上がり写真の撮影・SNS等での使用に同意する(任意。チェックが無くても施術は受けられます)
5. 未成年の場合
18歳未満の場合は、保護者の同意・署名が必要です。
上記の説明を受け、内容に同意します。
お名前:_______ 署名日:__年__月__日
(未成年の場合)保護者署名:_______
ポイントは3つあります。
- 2のリスク説明は施術の効果をうたう欄ではなく、「こういう反応が出る場合がある」というリスクの共有として書きます。効能を約束する表現は使いません。
- 4の写真撮影は必ず「任意」にする。チェックが無くても署名できる、と明記します(必須にすると同意の意味が薄れます)。
- 5の未成年は保護者署名欄を必ず用意。ここは省略しないでください。
なお、まつげの施術前に行うパッチテスト(事前に少量を試して反応を見ること)を実施する場合は、「パッチテストの案内をしたが受けない選択をした」かどうかも記録に残すと、後の認識ズレを防げます。これも効果の保証ではなく、リスク確認の一環として扱うのがポイントです。
同意書のサインをもらう3つのタイミング
テンプレが決まったら、次は「いつ・どこでサインをもらうか」です。やり方は大きく3つ。それぞれ長所と短所があります。
| 方法 | タイミング | 長所 | 短所 |
|---|---|---|---|
| ①来店前にURLで署名 | 予約後〜来店前 | 当日の施術時間を圧迫しない/落ち着いて読んでもらえる | お客様がスマホ操作に慣れていないと未署名のまま来店することがある |
| ②当日その場で紙 | 来店直後 | 道具がいらない/誰でもすぐ運用できる | 控えがお客様に渡らない/保管がかさばる/後から特定の1枚を探しにくい |
| ③当日その場でタブレット署名 | 来店直後 | 控えを電子で残せる/後で署名済みを共有しやすい | タブレット等の端末が必要 |
開業したてで端末がまだ無いなら、まずは②当日その場で紙で始めて問題ありません。大切なのは、3つのどれか1つに運用を固定することです。
ただし紙には、次の章で見るとおり「控えが残らない・探しにくい」という後々効いてくる弱点があります。タブレットや事前URLが使える環境なら、最初から電子で残しておくと後がラクです。
紙の同意書のよくある困りごとと、解決の方向性
紙の同意書は手軽ですが、運用を続けると次の3つでつまずきがちです。先に挙げた困りごとの正体でもあります。
- 控えがお客様に渡せない — 署名済みの1枚は店に残るため、お客様の手元には何も残りません。「説明を受けた」という共通認識が作れず、後でズレが出やすくなります。
- 保管がかさばる・劣化する — 来店が増えるほど紙が積み上がり、保管場所も探す手間も増えます。年単位で残すと色あせや紛失のリスクもあります。
- 「サインした/してない」が後で分からない — 特定のお客様の同意書を束から探し出すのは手間で、最悪「あったはずなのに見つからない」という事態になります。
これらの解決の方向性はシンプルです。署名を電子で残し、署名済みの控えをお客様にもすぐ共有できる形にすること。お客様の手元にも記録が残れば、認識のズレが起きにくくなります。次の章で、その具体的な運用を見ていきます。
その場でタブレット署名し、署名済みの控えを送る運用
ここで、まつげサロンを営むオーナーAさん(仮名)のヒアリングでの声を紹介します。Aさんは、サインをもらう機能について相談された際、来店前にURLを送って署名してもらう方法と、サロンでタブレットに同意書を表示してその場で署名してもらう方法の両方に関心を寄せていました。
さらにAさんが強く求めていたのが、「サイン済みの同意書の内容を、お客様にサクッとお送りできるようにしたい」という点でした。お礼のメールに署名済みの同意書を添えて送りたい、署名済みのものを後から見られるようにしたい、という具体的な要望です。
この声は、先ほどの紙の困りごと(控えが渡せない・後で分からない)の裏返しです。実務に落とすと、運用はこうなります。
- 来店直後、タブレットに同意書を表示してその場で署名をもらう(または来店前にURLで署名してもらう)。
- 署名済みの同意書を電子で保管する。これで後から特定のお客様の分をすぐ取り出せます。
- お礼のメールやメッセージに、署名済みの控えへのリンクを添えて送る。お客様の手元にも記録が残ります。
この「その場署名 → 署名済みを共有」までを一続きにできると、紙の3つの困りごとはまとめて解消します。お客様にとっても「自分が何に同意したか」を後から確認できる安心感につながります。
「必須」と「任意」の線引きを間違えない
同意書の項目には、必ずチェックしてもらうもの(必須)と、チェックしてもしなくてもよいもの(任意)があります。ここを混同すると、同意の意味が薄れてしまいます。
- 必須にすべき項目:施術内容の説明・リスクの説明への同意・体質や既往の確認。これらは全部に同意してもらえないと施術に進めない、という性質のものです。
- 任意にすべき項目:写真撮影やSNS掲載の同意。これらは「同意しない」を選んでも施術が受けられるものです。任意の項目を必須扱いにすると、お客様に不要な同意を強いることになります。
未成年(18歳未満)の場合は、本人の署名だけでなく保護者の署名を必ずもらう運用にします。テンプレの保護者署名欄を空欄のまま施術しない、と決めておくと安全です。
線引きの基本は「これに同意しないと施術できないか?」で考えること。Noなら任意、Yesなら必須です。
業態別の注記
同じ「同意書」でも、業態によって押さえどころが少し変わります。
- まつげ(マツエク・アイラッシュ):本記事の主題。グルー等によるかぶれ等のリスク説明・コンタクトレンズや目元疾患の確認が中心。パッチテストの案内有無も記録に残すと安心です。
- ネイル:使用ジェル・溶剤によるアレルギーや、爪・皮膚の状態確認が中心。基本構成はまつげと共通で、リスク説明の中身を入れ替えるイメージです。
- エステ・フェイシャル:使用機器・薬剤の説明と、肌トラブルや既往の確認。効果をうたう欄にせず、あくまでリスク確認と同意取得の文脈で書きます。
- 整体・治療院(自費):体調・既往の問診と、施術内容への同意が中心。効果や効能を断定する表現は使わず、施術内容と通い方の説明にとどめます。
どの業態でも、テンプレの骨格(施術内容・リスク説明・体質確認・任意の撮影・未成年署名・署名欄)は共通です。リスク説明の中身だけを業態に合わせて差し替えてください。
まとめ
まつげの同意書は、ゼロから作る必要も、難しく考える必要もありません。
- 必要な項目を押さえたテンプレを1枚決める(本記事のひな形をコピーして自店用に)。
- 署名のタイミングと方法を1つに固定する(来店前URL・当日紙・当日タブレットのどれか)。
- 紙の「控えが渡せない・後で分からない」は、署名を電子で残し、署名済みの控えを共有することで解消できる。
- 必須と任意を正しく線引きし、未成年は保護者署名を欠かさない。
ここまでそろえば、開業初日から同意書の運用が回り始めます。あとは、その場署名から署名済みの共有までを、できるだけ手間なくつなげる仕組みがあると続けやすくなります。
同意書をタブレットでその場署名できて、署名済みの控えをそのままお客様に送れるツールがあると、ここまでの運用が1か所で完結します。SALONA(サローナ)では、同意書テンプレートの作成(確認項目ごとに必須/任意を選択可)、タブレットでのその場署名、来店前の事前署名リンクの発行、そして署名済みの同意書を共有リンクで控えとして送るところまで対応しています(共有ページはログイン不要で本文・署名・署名日時を閲覧可)。予約機能を使わない店舗でも、同意書の設定だけ使うこともできます。同意書まわりを電子化したい方は、下記から詳細をご覧ください。
関連記事:サロンの電子カルテとは?紙カルテからの移行手順とメリット
よくある質問
Q. まつげの同意書に決まった様式(フォーマット)はありますか?
A. 美容サービスの同意書に、法律で定められた様式はありません。施術内容・リスク説明・体質確認・署名欄を備えていれば、自店で自由に作って問題ないとされています。本記事のテンプレートをたたき台に、自店のメニューに合わせて作るのがおすすめです。
Q. 当日その場でサインをもらうには、紙とタブレットどちらがよいですか?
A. すぐ始められるのは紙ですが、紙は控えがお客様に渡らず、後から特定の1枚を探しにくいという弱点があります。端末が用意できるなら、署名済みを電子で残して控えを共有できるタブレット署名のほうが、後々の手間が少なくなります。
Q. 写真撮影への同意は同意書に入れるべきですか?
A. 入れて構いませんが、必ず「任意」にしてください。チェックが無くても施術が受けられる項目として扱います。SNS掲載まで含める場合は、その旨も明記しておくと認識のズレを防げます。
運営:株式会社art crat./SALONA編集部
公開日:2026-06-17 最終更新:2026-06-17
本記事の一部は、SALONA利用サロンへのヒアリングに基づき匿名化して掲載しています。